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サンゴ礁の保全

先週、出張でスバから車で約一時間半QUEENS ROAD を西に移動したところにあるCoral Coastと呼ばれる地域のヴィレッジでサンゴ礁保全を行うNGOの活動を視察する機会があった。(ヴィレッジとは、フィジーの伝統的な暮らしを守っている小さな村のことで、このヴィレッジは約400人、約50世帯程度で構成されていた。)

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自然環境保全(特に海洋環境保全)に関するNGOの活動には、以前から関心はあったものの、実は今回が初めての現場体験。今回見せてもらったのは、サンゴの養殖である。上の写真で人が囲んでいる金属性のカゴに生きているサンゴの断片(何かのトラブルで折れてしまったもの等)を粘土でカゴに固定し、半年程度成長させた後、自然界に移植するというものであった。

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活動をしているのは、このヴィレッジ出身でNGOに所属しているスタッフと、ヴィレッジの若者達。若者の一人に、シュノーケリングでこの海域のサンゴ礁を案内してもらった。ちょうど引潮のタイミングを見計らってサンゴの断片固定をしていることもあり、かなり沖の方まで見に行くことができた。

泳いでいる途中で見つけたのは、サンゴの天敵「オニヒトデ」!きれいなサンゴを餌にしてバリバリと捕食する。ただ、素人の視点から見ると、大量発生しているような雰囲気は全く無い。案内をしてくれた若者に聞いてみると、この地域でサンゴが減少する原因は、サイクロンやサイクロンに起因する土壌流出、排水の流出、生態系への配慮が欠けた漁業資源の乱獲等が原因であるとのこと。

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しかし、こんなに見事なサンゴと熱帯魚の共生を見せつけられると、本当にこの地域のサンゴは減っているの?と疑いたくなる。

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午前中にサンゴの植え付け作業を終え、この活動に参加する人に上の疑問をぶつけてみると、ずっとこの海を見続けている人たちにはサンゴの減少がよくわかり、そして昔の海に戻したいという気持ちも大変強く、この活動に参加しているとのことである。

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正直に言うと、この活動の規模(カゴが二つだけ)を考えると、この地域でのサンゴ養殖を通じた資源回復は話が飛躍しすぎているという印象を受けた。一方で、この活動がコミュニティの特に若い世代に刺激を与え、環境保全の重要性を認識させ実際に活動に参加するきっかけになっている点は大変素晴らしい成果であり、間接的な環境保全のアプローチとして住民の認識を改善させることの重要性を改めて認識することができた。
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2010-09-19(Sun)
 

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